福祉講座② 「見えない世界から気づくこと」
『長野社会ふくし専門学校』から講師の先生をお迎えし、第2回目の福祉講座を実施しました。
アイマスクを装着し、視覚障害の世界を体験しました。
自分の席から立って、移動して、元に戻る。通いなれた教室内でさえも、いざ視界が遮られると、腰が引けて歩く速度も普段のようにはいきません・・・。
時間はかかったものの、自分の荷物などを頼りに全員着席することができました。”自分の愛着のある物を大切にしよう”という気づきがありましたね。
次に、白杖歩行とその支援の体験を行いました。
白杖とは、視覚障害者が歩行時に使用する道具で、周囲の障害物や地形の感知、移動の安全確保、他の人とのコミュニケーションを支援するためのものです。
はじめのうちは、どのように声をかけたらいいのか?支援者側は戸惑っている様子でした。
次第に・・・言葉や体を使って「なんとか相手に伝えよう。わかってもらおう。」と、無意識に工夫する姿が見受けられるように!
相手の同意を得るために、どんな説明が必要か?
それに対して一生懸命になっていくと・・・声のボリュームが上がったり、かける言葉の具体性が高まったりと、
”自分自身の他者への関わり方のバリエーションが増えていく”、”自分を表現するものを大事にする”ということに気づきました。
できることは より できるように、できないことは 何ができないのか を見極めながら支援することが大切なんですね!
気持ちをつないでまもる。このことは、障害の有無に関わらず普段の人とのかかわり方も一緒だということ、身をもって体験できた貴重な機会となりました。
福祉講座、残すところあと1回。学べること、とことん吸収しましょう(^^)/